スズさん~昭和の家事と家族の物語~ (2021):映画短評
スズさん~昭和の家事と家族の物語~ (2021)家庭科の先生、申し訳ありませんでした。
昭和26年に建てられた実家を「昭和のくらし博物館」として残した小泉和子氏の母親スズさんを語り部として、かつて日本人が営んでいた暮らしぶりを伝える。「布団がお手製?」「着物はほどいて洗うの?」と目から鱗の連続で、コンビニ三昧の日々を猛省。クリック一つで欲しいものが買える現代は便利だが、スズさんが伝える暮らしの知恵も知っておくと心が豊かになるような気がする。掻巻やお手玉は人生に不可欠ではないにしても、日本人が培った文化の一部であり、映像記録として残した小泉氏の英断に感謝。と同時に裁縫の課題を一つも完成できなかった不器用な私を指導してくれた家庭科の先生に謝罪したい気持ちでいっぱいに!?
この短評にはネタバレを含んでいます