ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ (2023):映画短評
ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ (2023)まさかのサメ映画に振り切るオリジナル展開
タイトル通り、“ゾンビ・コメディ版『死ぬまでにしたい10のこと』”。ブラック企業の社畜と化した赤楚衛二の新たな魅力が引き出され、ヒロイン・シズカとの関係性など、『ゾンビランド』が思い起こされる。そして、オープンセットによる「ドン・キホーテ 新宿歌舞伎町店」周辺の再現は圧巻。アクション監督に下村勇二を迎えるなど、やっぱり『アイアムアヒーロー』感は拭いきれないものの、原作ではパワハラ上司がアジトにしていた高速道路のサービスエリアを水族館に改変。そんなオリジナル展開から、まさかのサメ映画と化す脚色がブッ飛んでおり、アサイラムなB級ノリに振り切ったところは評価したい。
この短評にはネタバレを含んでいます