BAD CITY (2022):映画短評
BAD CITY (2022)小沢の兄ィの鉄拳唸る“日本版『犯罪都市』”
今もガンアクションのスゴさが語り継がれる“日本版『レザボア・ドッグス』”『SCORE』から四半世紀。顔面凶器=小沢仁志が当時の熱量そのまま、今度はタイトル通り“日本版『犯罪都市』”を目指した分かりやすさ! 勢い止まらぬ韓国マフィア相手に、極秘に結成された特捜班を率いる小沢の兄いの“無双の鉄拳”が唸る。山口祥行演じるラスボスとのタイマンのほか、ショッピングモールでの大乱闘バトルや『SPL/狼よ静かに死ね』を思い起こさせるナイフ使いのTAK∴との一戦など、園村健介監督ならではの肉弾戦多めの名勝負が続々。ストーリーの弱さをキャストの豪華さでカバーするなど、今度もアイデア勝負の一作に仕上がっている。
この短評にはネタバレを含んでいます