説得 (2022):映画短評
説得 (2022)恋愛映画好きにおすすめ
最近よく見られるカラー・ブラインド(本来は白人であるはずの役に多様な人種の役者を起用する)や、主人公がカメラに向かって直接話しかけるやり方を使い、ジェーン・オースティンの古典小説をモダンにアップデート。正統派には好まれないかもしれないが、リズムも良く、コミカルなニュアンスもあって、現代の一般観客には身近に感じられるバージョンになった。相手の男性にお金がないからと周囲に結婚を反対されて従うも、久々に再会した彼はリッチになっていたという状況は、時代や国境を超えて理解できること。いろいろな愛が交錯し、最後には胸を熱くさせてくれる、恋愛映画好きな人におすすめのロマンチックな作品。
この短評にはネタバレを含んでいます