ナニワ金融道~灰原、帝国金融の門を叩く!~ (2022):映画短評
ナニワ金融道~灰原、帝国金融の門を叩く!~ (2022)灰原の今後の成長を見守りたくなる「1発目」
「帝國金融」に入社する主人公・灰原の過去も奨学金絡みへと変更され、令和版にアップデートされた新シリーズ。関西出身の濃ゆいキャストの中に、灰原を演じる迷い込んだワンコのような高杉真宙のギャップと、彼の「賭ケグルイ」から繋がるリアクション&受けの芝居が大きな見どころだろう。「令和アウトローレーベル」を謳っている割には、どこか品行方正でTVサイズになってしまったのは惜しまれるが、そんななか、ほとんどのキャラが電子じゃなく紙巻タバコ(灰原はアメスピ)を吸っているこだわりは買いたいところ。ありがちなオチには驚いたが、灰原の今後の成長を見守っていきたくなる「1発目」である。
この短評にはネタバレを含んでいます