劇場アニメ「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」 (2023):映画短評
劇場アニメ「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」 (2023)シリーズ化待ったなしのジュブナイルアニメ
すでに18冊刊行されている人気ジュブナイル小説「らくだい魔女」シリーズ初のアニメ映画化。魔法の国のお姫様だけどドジばかりの主人公と仲間たちが、闇落ちした魔女の復讐を防ごうとする。心にフォーカスした物語で、主人公が精神攻撃を受ける場面がメインなんだけど、描写は子どものトラウマにはならない程度に抑えてある。魔法のエフェクトから背景美術まで、作画は手抜き一切ナシ。60分の中編なので、ストーリー的にちょっと食い足りない部分もあるが、キャラクターも立っているし、それぞれの過去や謎もたっぷり残っている(何より主人公のことがまだまったくわからない)ので、今後シリーズ化待ったなしだろう。
この短評にはネタバレを含んでいます