それいけ!ゲートボールさくら組 (2023):映画短評
それいけ!ゲートボールさくら組 (2023)後期高齢者となった昭和の若者たちがゲートボールで大奮闘
高校時代にラグビー部の仲間だった老人たちが60年ぶりに再会し、元マネージャーのマドンナが経営するデイサービス施設を悪徳企業による買収工作から守るべく、ゲートボール大会の優勝を目指して大奮闘する。元ラグビー部という設定といい、懐メロ・ポップス風のBGMといい、『青春とはなんだ』を筆頭とする東宝青春学園ドラマの世代をターゲットにしているのは一目瞭然。要するに、今や後期高齢者となったあの頃の若者たちが、老体に鞭打ってゲートボールに「第二の青春」を燃やすというわけだ。ノリはコッテコテにベタな昭和の大衆人情喜劇。これについて行けるかどうかが問題ですな。お久しぶりの山口果林や大門正明の登場は嬉しい。
この短評にはネタバレを含んでいます