ワン セカンド チャンピオン (2020):映画短評
ワン セカンド チャンピオン (2020)荒唐無稽な設定にして、胸アツなスポ根ドラマ!
『霊幻道士 こちらキョンシー退治局』のチウ・シンハン監督の香港映画愛がさらに過熱! “1秒先を予知できる能力を持つ男がボクサーとして成り上がる”という、往年のチャウ・シンチー映画ばりに荒唐無稽な設定にして、“ボクシング版『激戦 ハート・オブ・ファイト』”な胸アツスポ根展開に。愛する一人息子のために、借金まみれのダメ親父から覚醒する主人公の相棒役を監督自ら演じるほか、ドラゴな宿敵役で、肉体改造した『バッド・ジーニアス』の秀才くんが登場。詰めは甘いが、高まる特訓シーンのモンタージュに、いい感じに流れる主題歌、ほどよいラブコメ要素など、香港映画好きなら愛さずにはいられない一本だ。
この短評にはネタバレを含んでいます