放課後アングラーライフ (2023):映画短評
放課後アングラーライフ (2023)新旧アイドル入り乱れる“海釣り版「ゆるキャン△」”
今年3作目となる城定秀夫監督作はラノベ原作。おなじみメガネっ子含む、海釣り同好会の4人組に、ゼロイチファミリアを中心にしたキャストを配するほか、釣具屋の西村知美に宇野祥平が恋したと思えば、中山忍が「渚のはいから人魚」を口ずさむという、新旧アイドル映画としての要素を網羅。ハウツー要素もあるなか、ボケとツッコミ入り乱れる“海釣り版「ゆるキャン△」”ともいえる日常系エピソードに、ヒロインである陰キャ転校生の成長物語がプラスされ、城定監督にとって『アルプススタンドのはしの方』以来となる爽やかな青春映画として着地。今度も83分のプログラムピクチャーにまとめる職人技を魅せている。
この短評にはネタバレを含んでいます