おやすみ オポチュニティ (2022):映画短評
おやすみ オポチュニティ (2022)泣けて仕方ない宇宙ドキュメンタリー
2004年、火星探査のために打ち上げられ、当初は90日間しか動かない予定だったが、実に15年もの間、活動し続けたローバー「オポチュニティ」をめぐるドキュメンタリー。これが泣けて仕方ないのだ。火星の過酷な環境の中、健気に任務を遂行し続けるオポチュニティは、古参スタッフにとっては「誇らしい子」であり「人生の一部」だった。メンテナンスできないため劣化していく彼女(ローバーの三人称はShe)を見守る若いスタッフにとっては「祖母」でもある。オポチュニティとスタッフの間には間違いなく「愛」があった。『オデッセイ』や『宇宙兄弟』が好きな人は必見。シュワルツェネッガーも出るよ。
この短評にはネタバレを含んでいます