極道統一 (2022):映画短評
極道統一 (2022)中国映画で香港黒社会を描くとこうなる!?
中国返還前を舞台に、香港映画おなじみのキャストが『インファナル・アフェア』『欲望の街/古惑仔』『エレクション』など、おなじみの展開を演じる。これがパロディ以下のトレースで、恐ろしく熱量を感じられないなか、レスリー・チャンが歌う『男たちの挽歌』主題歌が虚しく流れる。そんな中国映画だが、政府の検閲を通すために、いろいろと改悪。まるで「イギリス植民地時代はこんな酷いことがあったかもしれないが、いまは違う」とアピってるよう。大陸のスターがキャスティングされていないのも意味深で、珍品という意味で一見の価値アリ。
この短評にはネタバレを含んでいます