ワン・モア・タイム ~あの日、あの時、あの私~ (2023):映画短評
ワン・モア・タイム ~あの日、あの時、あの私~ (2023)おなじみの設定ながら独特の視点もある
タイムループものは、最近でも「ハッピー・デス・デイ」(個人的お気に入り)や「パーム・スプリングス」など、良いものがある。でも、もちろん元祖は「恋はデジャ・ブ」。この映画はそこを正直に認め、「恋はデジャ・ブ」に十分な敬意を払う。起きたらまた同じ日だった、という主人公のフラストレーションの描写はそれこそ“デジャ・ブ”ながら、18歳に戻るこの映画は、かつては仲良しだったのに連絡が途絶えてしまった友達のこと、自分はどうするべきだったのか、ということなどを考えさせる。舞台はスウェーデンでも、2002年のポップカルチャーは世界共通で、ノスタルジアもたっぷり。あれはもうそんな昔のことなのかと、やや汗。
この短評にはネタバレを含んでいます