AKA (2023):映画短評
AKA (2023)殺戮マシーンが子どものために戦うハードボイルドアクション
ハイパー殺戮マシーンの無骨な特殊部隊員が、フランス国内に潜入したテロリストを匿っているギャングの一味に潜入。ボスの幼い子どもとほのかに心を通わせるが、その子どもが敵対組織にさらわれて怒りが爆発。さらにテロリストの意外な正体が明らかになって……というフランス産ハードアクション。無慈悲なオープニングから、それがまるっきり反転するラストまで、ずっとハードボイルドな雰囲気がたちこめ、緊迫感は保たれたまま。あらすじに反してまったくウェットにならないのがいい。『ロストブレット』シリーズにも主演しているアルバン・ルノワールは本作で脚本も担当。今後のフランスのアクション映画界を担っていきそうな存在だ。
この短評にはネタバレを含んでいます