野球どアホウ未亡人 (2023):映画短評
野球どアホウ未亡人 (2023)野球映画の常識を覆す衝撃作!!
水島新司リスペクトの下、意味不明な野球哲学が語られるなか、草野球の監督とロマンポルノな関係を結んだ未亡人が覚醒! 柔道家の義妹を巻き込んで、『キル・ビル』ばりの復讐劇が始まるのだが、庵野秀明のようなショットがあったと思えば、チャウ・シンチー&漫☆画太郎ばりに意味ねぇセリフやギャグが炸裂。選手が9人いなくても試合できるわ、訓練しなくても魔球を投げられるわと、野球映画の常識を覆していく、謎が謎呼ぶ三部構成が展開。『外人球団』を初めて観たときのような衝撃作だが、なんだかんだ未亡人を演じる森山みつきのおしゃれアイドル映画として着地させてしまう小野峻志監督の力量は確かなもの!
この短評にはネタバレを含んでいます