REBEL MOON - パート1:炎の子 (2023):映画短評
REBEL MOON - パート1:炎の子 (2023)機械と自然、人はどちらに寄り添うべきか?
ひと言でいえば、『七人の侍』ミーツ『スター・ウォーズ』。この2作をこよなく愛するZ・スナイダー監督が、各々の要素を踏まえながら異なる地平へと導くSF大作。
世界観は『スター・ウォーズ』的で、星から星へと舞台を変える冒険談。一緒に戦ってくれる仲間を集める物語は『七人の侍』で、その結束にアツくなる。
スナイダー監督がドラマを通して描きたかったのは、人と自然の密な結びつき。悪党の側はハイテク文明を謳歌し、自然から遠く離れている。一方で、善玉である百姓連合は土地に根差し、手にした武器で戦う。その泥臭さが魅力。戦闘がクライマックスへと向かうパート2が待ち遠しい。
この短評にはネタバレを含んでいます