ランガスタラム (2018):映画短評
ランガスタラム (2018)ゴリゴリの社会派だけど大エンタテインメント!
このところテルグ語映画の台頭が恐ろしく目立つインド映画界。歌とダンスというインド映画ならではのド派手なエンターテイメント性に加え、骨のある社会派的な内容も見どころがあるからだが本作もそう。村を支配する独裁的で私利私欲まみれのプレジデントと、その手下たちvs彼らに搾取される農民たちと共闘する耳がほとんど聞こえない主人公チッティとインテリの兄。根底にはカースト制というインド社会の問題が大きく横たわっているが、権力に追従する者さえ、誰もプレジデントの本当の名前を知らないというのは皮肉の極み。ただ強大な利権の装具となっているのだ。といって、恋愛あり、容赦のないアクションあり、はもちろんのこと!
この短評にはネタバレを含んでいます