PATHAAN/パターン (2023):映画短評
PATHAAN/パターン (2023)サービス精神旺盛なインド版ミッション・インポッシブル
インド本国の歴代興収ランキングで第5位というメガヒットを記録したスパイ・アクション。インド諜報機関RAWの中でも、成功が不可能とされる最重要任務だけを担う部門「ジョーカー」の凄腕諜報員パターンの活躍を描く。これぞまさしくインド版ミッション・インポッシブルですな!見せ場に次ぐ見せ場のストーリーは、展開が速すぎて若干分かりづらいもののサービス精神は満点。パリやモスクワやドバイやマヨルカ島など、国際色豊かなロケーションも大いに魅力だ。惜しむらくは、あまりにもCGを使い過ぎたせいで、肝心のアクションに真実味が失われてしまったことか。あと、物語の根底にある強烈な国家主義にも少なからず違和感を覚える。
この短評にはネタバレを含んでいます