JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】 (2021):映画短評
JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】 (2021)さすがにこれは「陰謀論」が「真実」か? 60年の闇が一気に
ケネディ暗殺が60年前。そして映画『JFK』公開が32年前。O・ストーンの「何としても真実を」の執念が全編にみなぎり、詳細に、しかも速いテンポで多くの謎が解説されていくので、ある程度、事件の概要を予習して観た方がベター。冒頭こそ入り込みやすいものの、すべてを頭に流し込むには、かなりの集中力も要求されるが、それだけ内容は濃密である。
最も重要な証拠である銃弾に関しては、もはや疑いの余地がなく、単独犯とされるオズワルドの過去、ケネディへの反勢力など総合的に、そして冷静に考えながら各自の「答え」が見つけられるはず。
次期大統領選挙に立候補を表明した、ロバート・ケネディJrも登場するのはタイムリー。
この短評にはネタバレを含んでいます