四月になれば彼女は (2024):映画短評
四月になれば彼女は (2024)時折ハッとするような場面が
二つの時代の二つの恋を生きる一人の男の物語。山田智和監督は本作が初長編ということで、若干ちぐはぐな部分もあり、もう少し上映時間を増やして説明的でも良かったのかなと思う部分もありましたが、演者の熱演と海外ロケも行った画の強さで物語を引っ張っていきます。メインキャストの3人中では、特に複雑な心情を抱えたキャラクターを演じた長澤まさみの演技が心に残りました。写真が大きなキーアイテムとなっているため時折ハッとするような美しい画面が出てくるのが印象的です。なので音はともかく画についてはかなり環境の良い劇場で見ることをお薦めします。
この短評にはネタバレを含んでいます