PS1 黄金の河 (2022):映画短評
PS1 黄金の河 (2022)インド映画らしい豪華絢爛&激熱な歴史スペクタクル超大作!
インドの国民的な歴史大河小説を原作に、10世紀チョーラ王朝の王位継承問題を巡る陰謀と裏切りと愛憎を前後編で描いた、絢爛豪華な歴史絵巻のパート1。インド版『ゲーム・オブ・スローンズ』とも呼ばれているようだが、同時にシェイクスピアの歴史劇を彷彿とさせる要素も多い。様々な勢力の思惑が複雑に絡まるパワーゲームの面白さも然ることながら、インド各地の古代遺跡でロケされた映像の神秘的な美しさ、戦場バトルから海洋パニックまでテンコ盛りの超スペクタクルなアクション、そしてインド映画お馴染みのミュージカルと見どころは尽きず。実際に政情を動かしていくのは有能な女性や家臣たち…という視点も極めて今日的と言えよう。
この短評にはネタバレを含んでいます