朽ちないサクラ (2024):映画短評
朽ちないサクラ (2024)真実と真相の違い
いわゆるお巡りさんではない警察署で働く職員の目線から事件を追う異色の視点のサスペンス。ここ最近、凄味を増した感のある杉咲花が主人公を好演している。演じている役どころは立場としては弱いキャラクターだが、演じ手・杉咲花は非常に頼もしく、大きな渦の中心に身を置いて映画を引っ張てくれる。そして、なんと言ってもこの映画の見どころは安田顕。この人も本当に巧い人ですが、今回は久しぶり凄味も漂わせて、強烈な印象を残す。原作にも続編があるので、映画でもこの続きが是非見たいと思わせてくれる好作。
この短評にはネタバレを含んでいます