ライド・オン (2023):映画短評
ライド・オン (2023)「あぶ刑事」の感触にも近い、ジャッキーなりのスタントマン賛歌
『カンフースタントマン 龍虎武師』は欠席だったジャッキー・チェンなりのスタントマン賛歌。バックステージものであり、『ロッキー・ザ・ファイナル』に近い趣もあるドラマパートはかなりユルく、いろいろ問題があるものの、「七小福」から始まる、ちょいちょい散りばめられたジャッキー小ネタ&ウー・ジンやレイ・ルイなど、ゲストキャラの応酬がツボを突く。いわば生粋のジャッキーファン、ラリー・ヤン監督によるファンムービーであり、昔の旧正月映画ノリ。『帰ってきたあぶない刑事』を観たときの感触にも近いこともあり、37年前に一作目と併映された『七福星』を思い出しつつ、劇場にライド・オンすべし!
この短評にはネタバレを含んでいます