アトラス (2024):映画短評
アトラス (2024)今AIを取り上げるというのにこれはない
AIは、大きな懸念。今、これをテーマにするなら、たとえポップコーン映画であっても、何かメッセージ、問いかけがあるべき。今作は、AIは怖い、悪いというスタンスで始まるのに、その後あちこちに行って、結局この2時間自分は何を見せられたのだろうかと思う。日本のアニメに影響を受けていると思われる人間が乗る大型ロボットも出てくるし、アクションはたっぷり。だが、AIがテロリストになって人間を虐殺したという最初の設定も含め、それらエンタメ的要素も既視感だらけ。すべてのシーンに出るジェニファー・ロペスはともかく、今年のオスカーに候補入りしたスターリング・K・ブラウンがなぜこの無駄遣い的な役に惹かれたのか謎。
この短評にはネタバレを含んでいます