チャーリー (2022):映画短評
チャーリー (2022)予想どおりとはいえワンコの名演技だけで気分が上がる
こんなにも予想どおりに運ぶストーリーも今どき珍しいと、そこにまず感心。犬なんかに全く興味のなかった主人公→犬を愛するように、という流れが丁寧に描かれ、もったいつけた印象あるも、誠実だし、インド映画らしい上映時間を考えれば納得か。ブリーダーの闇という社会派メッセージもきっちりと。
犬映画を観慣れた人にも、チャーリー役のレトリーバーの演技は想定外かも。注射を嫌がる仕草、引き離される時の目、サングラス姿の笑み…と、エンドロールのオマケ映像に至るまで犬好きを悶絶させる瞬間が多発する。日本ではちょっと考えられない犬の行動があったりして、そこはアクセントに。チャップリンの引用、音楽と映像による高揚感も◎
この短評にはネタバレを含んでいます