台北アフタースクール (2023):映画短評
台北アフタースクール (2023)レスリー・チャンの「モニカ」が泣かせる!
監督を務めた人気俳優ラン・ジェンロンの恩師でもあったドキュメンタリー作家、ミッキー・チェンをモデルにしたノスタルジックな青春映画。LGBTQをテーマにしつつ、舞台は彼が教壇に立っていた1994年の台湾の予備校。そのため、前半は飯島愛やモザイク除去など、教え子たちによるギデンズ・コー監督作ばりの中2ネタ全開! さらに厳格な塾長を『哭悲』の最凶オヤジことジョニー・ワンが演じるキャスティングの面白さなど、どこか懐かしい台湾映画の醍醐味を十二分に堪能できる。そして、本作における重要なキーワードとなるレスリー・チャンが歌う「モニカ」。エンドロールは涙なくして観られないだろう!
この短評にはネタバレを含んでいます