スマホを落としただけなのに　～最終章～　ファイナル　ハッキング　ゲーム (2024)：映画短評

少しずつ主役や物語のテイスト変えつつ続いてきたシリーズの完結編。敢えて言うともう”スマホを落としただけ”の話ではなかったです。ただ、それを差し引いてもハッタリと外連味に満ちた娯楽サスペンスに仕上がっていました。中田秀夫監督流石の一言です。ついに完全に主役に昇りつめた成田亮は”浦野”というキャラクターを自分のものにしている余裕すら感じました。シリーズ続投組と今回からの参加組とでオールスターキャスト映画になったのも贅沢感があってよかったです。要素盛りだくさんの映画ですが2時間弱に収まっているので疾走感がある映画になっています。