ザ・ユニオン (2024):映画短評
ザ・ユニオン (2024)主演のふたりはたしかに魅力的だが
マーク・ウォールバーグとハル・ベリーの共演というのは気になるし、ほかのキャストも豪華。ハリウッドの娯楽作とあり、アクションシーンにもしっかりお金がかかっている。男女のアクションの見せ場を平等にしたところも、2024年らしく、評価できる。だが、肝心な内容はというと、いろいろな映画の切り貼りだらけ。ブリーフケースの奪い合いでカーチェイスになるというシーンは過去に何度あっただろうか。盛り上げようとする音楽ですらありきたりだし、予想通り最後は続編への可能性を匂わせる。ウォールバーグとベリーが魅力的だけに、適当な時間つぶしに良い程度の映画になってしまったことがなおさら残念。
この短評にはネタバレを含んでいます