フレッシュ?! イン・ハイスクール (2024):映画短評
フレッシュ?! イン・ハイスクール (2024)過去作の練り直しにとどまらない
これまでにハリウッドで多数作られてきたやや過激めのハイスクールコメディの練り直しかと思って見始めたら、意外にもよく出来ていた。このジャンルにはお約束の下品なネタもたしかにあるが、そこに終始することはなく、それぞれにジレンマを抱えるメインの4人を愛着あふれる目で追っていくのだ。この4人はもちろんのこと、男の子が主人公の映画にしては、女の子のキャラクターもしっかり描かれているのにも感心。ラストも良い意味で裏切る。主演のメイソン・テムスは「ブラック・フォン」と全然違う側面を見せるし、化学の先生を演じるボビー・カナヴェイルの弾けっぷりもすばらしい。テンポも良く、素直に楽しい映画。
この短評にはネタバレを含んでいます