6888郵便大隊 (2024):映画短評
6888郵便大隊 (2024)最近まであまり知られなかった語られる価値のある話
第二次世界大戦についての話は数多くあるが、この興味深い事実には最近まで焦点が当てられなかった。映画で語る価値は十分。郵便が滞り、母国の家族も戦地の軍人も不安に駆られていた中、そこに挑んだのは黒人女性たちの部隊。彼女らはそもそもどうして軍隊に志願したのか。そしてどんな人種差別、女性差別に直面したのか。タイラー・ペリーは、愛する人を戦争で失った若い女性と部隊を率いる女性大尉を中心に、その状況を描いていく。退屈になるからか、物理的にどう郵便の問題を解決したのかについてはさらりと触れられるだけ。全体的にややメロドラマチックなのはペリーらしいといえる。最後に本人が出てくると、事実の重みをどっしり感じる。
この短評にはネタバレを含んでいます