フライト・リスク (2024):映画短評
フライト・リスク (2024)
いろんな意味で、ちょうどいい
『ハクソー・リッジ』以来のメル・ギブソン監督作としては、かなり小品だが、セスナ機内における密室劇、立場が異なる3人の会話劇が楽しめる、91分のちょうどいいサスペンス・アクション。『フライト・ゲーム』で客室乗務員だったミシェル・ドッカリー演じる過去を持つ保安官補の心情を揺るがす、トファー・グレイス演じる空気の読めない重要参考人。『スパイダーマン3』のヴェノム以上の面倒キャラだが、そこにヅラでなくガチで頭を剃って、『悪魔の恋人』以来の悪役を楽しむマーク・ウォールバーグが加わり、心理戦が激化。『リーサル・ウェポン5』の肩慣らししてるメル・ギブ監督作として観るのがベター。
この短評にはネタバレを含んでいます