007映画をめぐりイギリスの航空会社が対立
フライト中に機内で新作映画を鑑賞できるのは大きな楽しみだが、この機内放映に関して、イギリスの主要航空会社であるブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とヴァージン・アトランティック社が火花を散らしている。BAは、機内上映される『007/カジノロワイヤル』で、カメオ出演しているヴァージンの会長リチャード・ブランソン氏のシーンをカットして上映する方針を打ち出した。ガーディアン・オンラインによると、BA側はすべての映画について機内放映に使用する前に内容をチェックする方針とのこと。この作品内で映し出されるヴァージン機の尾翼の部分も、BAの機内放映版では修正されているそう。一方ヴァージン側は、『007/ダイ・アナザー・デイ』の中にBAが登場した時には修正無しで機内放映した経緯があり、今回のBAの措置に「残念」とコメント。「乗客には、すべての映画をそのまま見てもらうべきだと考えている」と語った。[4月21日 ロンドン]