黒澤明賞が決定!チェン・カイコー監督とロシアの巨匠が受賞!【第21回東京国際映画祭】
10月18日から26日まで開催される第21回東京国際映画祭の黒澤明賞がロシアの巨匠ニキータ・セルゲイ・ミハルコフ監督と陳凱歌(チェン・カイコー)監督に決定した。
黒澤賞は2004年から東京国際映画祭に新設され、ヒューマニズムに富み、娯楽性の高い作品を数多く作り出した監督に贈られる。
ニキータ・セルゲイビッチ・ミハルコフ監督は、『光りと影のバラード』で長編映画デビュー。チェーホフ原作の『時計じかけのピアノのための未完成の戯曲』で独特のタッチと新たな解釈で注目を浴びる。
一方の陳凱歌(チェン・カイコー)監督は、『大閲兵』がモントリオール国際映画祭で審査員特別賞を受賞。『さらばわが愛、覇王別姫』が高く評価され一躍著名監督となった。日本との合作で超大作『始皇帝暗殺』も代表作の一つだ。
黒澤賞は毎年、映画祭の前に発表されている。栄えある第1回目に選ばれたのは、スティーヴン・スピルバーグ監督と山田洋次監督。第2回は、『非情城市』や『珈琲時光』の台湾の巨匠、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督、第3回はイギリス人の名プロデューサー、デヴィッド・パットナム男爵が受賞している。