草刈正雄が声優に初挑戦!永遠のハンサムに直撃インタビュー!
ディズニー/ピクサー話題の最新作映画『WALL・E/ウォーリー』で、日本語吹き替え版として声優に初挑戦した草刈正雄に、作品の魅力や意気込みついて語ってもらった。
29世紀、人間はゴミだらけの地球から宇宙に逃げ出していた。地球にはゴミ処理ロボットのウォーリーだけが残されていた。700年間、来る日も来る日もけなげにゴミの処理を続けるウォーリーの前にある日、最新鋭の探査ロボットのイヴが舞い降りた……。宇宙に逃げ出した船の艦長をアフレコした草刈。「声優はやってみたいと思っていたし、ディズニー作品ということで興奮しましたね。やる、やる、やりたいって(笑)」。最初は映像を見ながら、どのタイミングでしゃべりだしたらいいのか、台本と合わせながら、かなり練習を積んだという。
映画を観るとわかるのだが、艦長の微妙な表情の変化や緻密(ちみつ)な口の動きに、声がぴったり合っている。草刈が声をあてているということを忘れるくらい、かなりナチュラルだ。しかし細身で長身の草刈と、かなり太めで真逆なビジュアルを持つ艦長とはかなりの隔たりが。「あまりのギャップに、僕がやっていいんですか? って聞きましたよ、もちろん(笑)。そしたら『そのギャップが面白いんだ』って言われました。ハハハ~!」。そう笑う草刈の表情からは、心の底から艦長を楽しんで演じているオーラをビンビンと感じることができた。
草刈は「ウォーリーとイヴ、二人はロボットなのに目だけで表現できているんです。最後のシーンなんか、二人の見つめ合う目の演技がいいなぁ。愛タップリの映画で、本当に感動しましたね!」と作品を振り返りながら、絵の美しさ、アニメの技術的進歩に大変驚いたと教えてくれた。ウォーリーのように誰もいないところに独りぼっちにされたら? との質問には「僕は寂しがり屋だから、きっとくたばっちゃってるね(笑)」とニヒル(?)な回答。最後に今後について尋ねると、「映画にちょっとごぶさたなので、来年はガツンといければいいな。もちろん声優もね!」と前向きなコメントをし、白い歯をキラリとさせながら、魅惑的なハンサムスマイルを見せてくれた。
映画『WALL・E/ウォーリー』は12月5日より日比谷スカラ座ほかにて全国公開