大ヒット中の『トワイライト』続編の監督はクリス・ワイツに正式決定
キャサリン・ハードウィック監督が急遽降板して、続編の監督が誰になるか注目が集まっていた大ヒット映画『トワイライト~初恋~』。サミット・エンターテイメントが、続編『ニュームーン』(原題)の監督として映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』のクリス・ワイツと契約したと正式に発表した。「(ステファニー・メイヤーの小説)『ニュームーン』を小説からスクリーンへと導く仕事を任せられ、とても誇りに思っています」とワイツ監督も正式にコメントを発表した。
続編の『ニュームーン』(原題)では、『ロミオとジュリエット』をモチーフにした第2期(刊行された小説4~6巻「牙は甘くささやく」「狼の月」「嘆きの堕天使」)の物語が映画化される予定で、三作目にあたる『エクリプス』(原題)の映画化も決まっている。
今回の正式に発表には、初めて『ニュームーン』(原題)の概要がオフィシャルで発表され、原作と同じく、吸血鬼のエドワードが去った後に抜け殻状態になったベラが人狼の一族であるジェイコブ・ブラックとの友情を深めることが明らかにされた。アメリカで大ヒット中の『トワイライト~初恋~』だが、観客の大半は原作小説のファンで、ファンの多くはロバート・パティンソン演じる吸血鬼のエドワードとクリステン・スチュワート演じるベラが幸せになることを望んでいる。第2期では、ライバル的存在のジェイコブが多く登場することやエドワードの登場シーンが少ないことから、どのように映像化するか監督の技量が問われるところだ。
また、今回のオフィシャルの概要には、出演が決まっているエドワード役のロバートとベラ役のクリステンの名前は入っているものの、『トワイライト~初恋~』でジェイコブ役を演じたテイラー・ロートナーの名前は記載されなかった。テイラー自身は続編で狼男に変身出来るのを楽しみにしているとMTVに対して語っているが、1作目を見たファンからはテイラーはエドワードのライバル的立場であるジェイコブ役として不十分という声が挙がっている。テイラーの名前が記載されなかったのは、スタジオ側がキャスト変更を考えているのか気になるところだ。続編の公開は2009年末か2010年初めを予定している。