故ヒース・レジャーの遺作『パルナッサス博士の想像力』配給が見つからずDVD化?
ヒース・レジャーが撮影中に亡くなった映画『パルナッサス博士の想像力』が、配給会社を見つけるのに苦労し、このままでは封切りされずにDVD化されてしまう可能性もあるという。
ヒースが亡くなった後、ヒースの役はジュード・ロウ、ジョニー・デップ、コリン・ファレルが演じたことでも話題となり、知名度は非常に高い映画のはず。だが、テリー・ギリアム監督作品の複雑さが、配給会社探しを難しくしているとハリウッド・レポーター紙は言っている。「近年のテリー監督は、『ローズ・イン・タイドランド』や『ブラザーズ・グリム』など、非常に実験的になってきている。『パルナッサス博士の想像力』をヒースの映画であることを前面に出して宣伝した場合、テリーの作品に慣れていない観客を動員してしまうリスクがある」とコメント。期待していた映画と違えば、口コミで映画の興行成績が大失敗する可能性も高いため、どこも二の足を踏んでいるらしい。ヒースの最後の出演映画が映画館で上映されないかもしれないのは非常に残念なところだ。