ヴァネッサ・レッドグレーヴ、リドリー・スコット監督のロビン・フッド映画へ出演
ハリウッド・レポーター紙が、スキー事故により娘のナターシャ・リチャードソンが亡くなったばかりのヴァネッサ・レッドグレーヴが、タイトル未定のリドリー・スコット監督の新作映画への出演を決めたと伝えた。同作は、当初映画『ノッティンガム』(原題)と呼ばれていたロビン・フッドの伝説を描く映画で、ラッセル・クロウがロビン・フッドを演じる。ヴァネッサはジョン王の母親である王妃アキテーヌのエレアノール(アリエノール・ダキテーヌ)を演じる。エレアノールは誇り高き王妃として欧米で人気がある歴史上の人物で、2番目の夫であったヘンリー2世に15年間幽閉されるが、長い期間監禁されていたにもかかわらず、彼女は美しく堂々とした姿をしていたと歴史書にも記されている。聡明(そうめい)で誇り高く、それでいて自由奔放で多くの愛人を持っていたエレアノール役はヴァネッサにぴったりといえよう。
すでに、ケイト・ブランシェットがメイド・マリアン、スコット・グライムズがロビン・フッドのおいのウィル・スカーレット、ケヴィン・デュランドがロビン・フッドの相棒リトル・ジョン、アラン・ドイルが吟遊詩人アラン・ア・デイルを演じることが決まっているが、そのほかのキャストも明らかにされ、ジョン王に映画『ワールド・オブ・ライズ』のオスカー・アイザック、ジョン王の忠実な部下のサー・ゴドフリーに映画『ロックンローラ』のマーク・ストロング、ジョンの妻であるイザベルにフランス人女優レア・セドゥがふんする。脚本は映画『ミスティック・リバー』のブライアン・ヘルゲランドが手掛け、撮影は近日中にイギリスで開始される予定だ。