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サンドラ・ブロックがカムバック!『あなたは私の婿になる』が全米ナンバーワンに-6月23日版

全米ボックスオフィス考

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こちらは第3位の『カールじいさんの空飛ぶ家』。
こちらは第3位の『カールじいさんの空飛ぶ家』。 - (C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

 サンドラ・ブロック久々の新作ラブコメディー映画『あなたは私の婿になる』が、3,362万ドル(33億6,200万円)の興行収入を記録して全米ナンバーワン映画に輝いた。この成績は、サンドラ主演の過去の作品の中で最も高いオープニング週末興行成績となっており、しばらく大ヒットから遠ざかっていたラブコメ女王サンドラのカムバックにふさわしいランキング結果となった。全米3,056映画館、推定4,100スクリーンで幕を開けた同作品の客層は、ディズニーの統計によると63パーセントが女性客、そして全体の86パーセントは18歳以上の観客で71パーセントはカップル……という結果が出ている。(1ドル100円計算)

 週末ランキング第2位は、先週の2週連続第1位から転落した映画『ザ・ハングオーバー』(原題)で2,675万ドル(約26億7,500万円)。ワンランクダウンとはいえ、たったの18パーセントという降下率にとどめ、スタミナを見せている。また、公開後17日にしてすでに1億5,280万ドル(約152億8,000万円)という興収をたたき出しており、小粒格の大人用コメディーにしては大ヒットといっていいだろう。

 第3位は、ピクサーの3Dアニメ映画『カールじいさんの空飛ぶ家』で2,349万ドル(約23億4,900万円)の売り上げ。このうち54パーセントは3D公開劇場からの売り上げである。公開後24日間で2億2,630万ドル(約226億3,000万円)という巨額を記録し、すでに映画『ウォーリー』の総合興収を超えている『カールじいさんの空飛ぶ家』は、父の日だった6月21日(日)のみの統計では、興行成績ナンバーワンになり、まだまだ気炎を揚げている。

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 続いて第4位は、今週のデビュー作映画『イヤー・ワン』(原題)で1,961万ドル(約19億6,100万ドル)の成績。ジャック・ブラック主演の原始人コメディーは、予想よりも多少勢いに欠ける結果となり、ビッグな興行成績を期待していた関係者たちをガッカリさせているだろう。

 第5位は、先週の第3位からランクダウンの映画『サブウェイ123』で1,200万ドル(約12億円)。デンゼル・ワシントンジョン・トラヴォルタ共演の同作品は、デンゼルが主演した過去のどのスリラー作品よりも下降率が大きく、先週と比べると49パーセントダウンという厳しい結果となっている。

 さて、いよいよ今週は映画『トランスフォーマー/リベンジ』がやっとアメリカでも公開となる。新作の封切りは通常金曜日という定説を破って、6月24日(水)に大型ロードショー開始だ。とにかくすごいCGI技術で、ロボットの方が俳優よりもスゴイ……などと陰口をたたかれているほどの特撮テンコ盛り超大作。評論家が何と言おうと、チャートランキングでの第1位獲得は、まず間違いないだろう。

 この週末は、『トランスフォーマー/リベンジ』に恐れをなしたのか、ほかに目立った公開作品がほとんどないのだが、キャメロン・ディアスと子役から少女スターに成長したアビゲイル・ブレスリン共演の異色ドラマ映画『マイ・シスターズ・キーパー』(原題)が、唯一のスター作品となっている。(取材・文:神津明美 / Addie Akemi Kohzu)

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