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広末涼子、初対面で新婚入浴シーンから…「人としてどうなの?」に西島秀俊、恐縮

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初対面の西島と入浴シーンも立派に演じ切った広末涼子
初対面の西島と入浴シーンも立派に演じ切った広末涼子

 14日、有楽町のTOHOシネマズ日劇1で映画『ゼロの焦点』の初日舞台あいさつが行われ、出演者の広末涼子中谷美紀木村多江西島秀俊犬童一心監督が登壇した。

映画『ゼロの焦点』写真ギャラリー

 モノトーンのドレスに身を包んだ3名の女優たちが現れると、満員の会場からは大きな歓声がわき起こっていた。舞台に立った広末は「どのシーンも寒さや眠さなど、いろんなものと戦っていました」と大変だった撮影を振り返り、充実感に浸っていた。何が大変だったのかと聞かれた広末は「正直なところ、物語の順番通りに、撮影はできなくて、西島さんとは撮影初日にもかかわらず、入浴(シーン)……? もう人としてどうなんだろうと思うようなところから始まって。もう役作りどころじゃなくて、とにかく背中を押されてやりとげたという感じでしたね」と照れくさそうに話すと、西島も「初対面ですもんね。すいません」と照れくさそうにしていた。

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 そんなふたりのやりとりを笑顔で観ていた犬童監督は「新婚さんが入浴するシーンですからね。でもスケジュールに関しては、助監督に任せていたんですけどね」と涼しい顔をしていたが、中谷が「犬童監督というのは、亡くなった青島幸男さんとか、菅井きんさん、森繁久彌さんらと映画『死に花』という映画を撮った方なんですが、(出演者は高齢なのに)朝の3時までねばったという悪名高き監督ですからね。先輩方がそうだということは、わたしたちは朝の8時、9時なんて当たり前という状況でした」と犬童監督のドS(?)ぶりを暴露。それを聞いた犬童監督は「皆さん大変だったと思いますけど、僕は皆さんの素晴らしい演技を生で見て楽しんでいました。充実した毎日でした」と終始ご機嫌な監督であった。

 本作は故・松本清張生誕100周年を記念して制作されたミステリー大作。新婚早々、夫が失踪してしまった女性が、夫の行方を探すうちに、さらなる殺人が起きるという物語だ。崖の上で犯人が告白するという2時間ドラマ定番スタイルの原点とも言われている。

映画『ゼロの焦点』は全国公開中

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