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全世界で2,100万部ベストセラー!すでに社会現象の「ミレニアム」映画化!天才女性ハッカー役を直撃!

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天才女性ハッカー、リスベット役のノオミ・ラパス
天才女性ハッカー、リスベット役のノオミ・ラパス

 作者の急死後、全世界で2,100万部売れ、今世紀最大のミステリーと、社会現象になっている大ベストセラー「ミレニアム」3部作が映画化されることになり、ヒロインで天才ハッカーのリスベット役、ノオミ・ラパスに話を聞くことができた。

映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』

 原作は、2005年に「ミレニアム・ドラゴン・タトゥーの女」として出版され、人口900万人のスウェーデンで360万部を売り上げるという社会現象を巻き起こし、その後世界40か国以上で翻訳され、全世界で2,100万部という記録を更新中の大ベストセラーだ。

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Q:大ベストセラーの映画化への出演が決まったとき感じたことはどんなことでしょう?

 本当に驚きました。本を読んだ後にこの映画を作ることを知りました。オーデイションを受けた後、わたしの見た目が女性的すぎて受かりっこない! 電話もかかってこない! と思い込んで悲しくなってしまいました。だってヒロイン、リスベットのイメージはボーイッシュなイメージでしょ? オーデイションのときのわたしは髪も長かったし、フェミニンなドレスを着ていたんです。

Q:天才ハッカーという役どころですが、参考にした人物などいますか?

 いろいろな準備をしました。あとハッカーというだけでなく、アクションシーンも多いのでタイボクシングで体を鍛えて準備しましたし。アクションシーンを本物のように見えるようにしたかったんです。リスベットのイメージはちょっと漫画的な所があるので、もっと人間的に表現することで観客は彼女のことをもっと理解すると思ったんです。自分のアクションシーンはスタントウーマンを使わずに全部自分で演じたかったのでトレーニングをいっぱいしました。自分がやりたいことのためにはどうしたらいいか自分で考えて行動しました。

Q:スウェーデンという国にとても興味があります。最近日本ではIKEAやH&Mが人気だったりします。日本人の国民性は勤勉でシャイなどと言われていますが、スウェーデン人の国民性を教えてください。

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 日本人が言われているステレオタイプと同じだと思いますよ、シャイで控えめ、そして勤勉です。表面的にスウェーデン人はパーフェクトに見られています、中立的、外交的で、物事にスムーズに対応できるともとらえられています。でもその反面、暗く秘密的なことが若い人の間に広がっていると思います。その人たちは完璧な社会には適応できない、その枠の外でしか存在できない人たちもいます。スウェーデンはとてもいい国ですが、二つの面を持ち合わせていると思います。完ぺきであるために檻の中にはめ込こまれ、コントロールされている、そのために人は不満を感じるのだと思います。

Q:あなたから見た「ミレニアム」シリーズの魅力は?

 簡単に答えられないですね……みんながこのストーリーを好きなのは作家であるステイーグ・ラーソンのジャーナリストとしての視点やジャーナリストの批判ともいうような物ごとを掘り下げて見る面、社会の埃を見つけ出し、完璧だと思っている社会の暗い問題を取り上げてわたしたちに見せつけるのです。そしてこの物語が成功した鍵はヒロインのリスベットにあると思います。世界中の人が彼女のユニークで、複雑なキャラクターに魅力を感じ、彼女のとりこになってしまうのだと思います。国や人種にかかわらず、誰でもが彼女との接点を感じるのだと思います。誰だって人生において苦しくなってあきらめを感じることがあると思います、でもリスベットは絶対にあきらめないんです、彼女は強く生き抜くんです。そういうリスベットがみんな好きになってしまうのだと思います。

映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』は2010年1月より全国公開

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