ブリタニー・マーフィさん、やはりシルヴェスター・スタローン監督・主演映画へは出演していなかった!
12月20日に32歳という若さで急逝したブリタニー・マーフィさんの最後の出演作に関して明らかになってきた。ブリタニーさんが最後に出演したのではといわれていたシルヴェスター・スタローン監督・脚本・主演のアクション映画『ジ・エクスペンダブルズ』(原題)の広報が自身のブログでコメントしたところによると、以前に報じられたようにブリタニーさんは同作へ出演しておらず、撮影も行われなかったとのこと。「ブリタニー・マーフィさんの死はとても悲しいニュースです。彼女は『ジ・エクスペンダブルズ』(原題)へは出演しておりません。スライが彼女のために書いた役柄は、脚本を書き直しているうちにとても小さな役柄になってしまったので、彼女が企画を降りました。スライはいつも彼女と一緒に仕事をすることを話していました。ブリタニーさんなら偉大な歌手ジャニス・ジョプリンのような仕事を成し遂げることができるだろうと述べていました」と広報はコメントしている。ブリタニーさんは当初、『ジ・エクスペンダブルズ』(原題)でミッキー・ローク演じる武器商人の恋人を演じ、歌も披露する予定だったが、やはり報じられていたように降板していたようだ。ブリタニーさんの特徴的な声と素晴らしい歌声を認めていたスタローンなら、ほかの監督映画で彼女を起用した可能性があり、ブリタニーさんのあまりにも早すぎる死が残念でならない。
ブリタニーさんが亡くなる前に撮影を完了していたのは2本のスリラー映画『アバンダンド』(原題)と映画『サムシング・ウィッキド』(原題)で、フランク・ランジェラとエリオット・グールドと共演する予定だった『ザ・コーラー』(原題)は意見の相違で降板しており、彼女の代役は映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のレイチェル・レフィブレが務めている。『ザ・コーラー』(原題)の降板を巡っては、ブリタニーさんの夫であるサイモン・モンジャック氏がプエルトリコの撮影現場までついて来て、酒に酔った状態の彼がセットで口を出してくるために追い出そうとしたら、彼女が夫をかばったために仕事をクビになったとも伝えられている。ブリタニーさんは、ジョージ・ミラー監督のアニメーション・ミュージカル映画『ハッピー フィート』の続編『ハッピー フィート2 in 3D』(原題)で再び歌姫グローリアの声を担当することが決まっており、コメディー映画『シュリンキング・シャルロット』(原題)では主人公シャルロット役を演じ、来年初めから撮影が開始される予定だった。映画『シュリンキング・シャルロット』のプロデューサーであるマイケル・Z・ゴードンはブリタニーさんの才能を認めており、『シュリンキング・シャルロット』が上手くいけば新たなダークコメディー映画で彼女を主演に迎える予定だった。また、フランク・ミラーとロバート・ロドリゲス監督が企画している映画『シン・シティ』の続編にもシェリー役で再び出演し、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ジェシカ・アルバ、マイケル・クラーク・ダンカン、ロザリオ・ドーソンらと再共演することが決まっていた。ブリタニーさんは生前から、素晴らしい演技力と歌唱力を持ちながらもチャンスに恵まれず、正当にその才能を評価されていないとハリウッドでもいわれており、スクリーンに復活しこれから活躍することが決まっていただけに、彼女の死に多くの人が心を痛めている。