『のだめカンタービレ』興収30億円目前!しかし首位は3週連続で『アバター』
映画週末興行成績
成人の日を含めた3連休も終わり、1位から6位までの作品すべてが同順位をキープするなど、今週は大きな動きの少ない安定したランキングとなった。そんな中、3D超大作の映画『アバター』が3週連続で首位を獲得。全国各地で満員となる劇場が相次いでおり、まだまだこの勢いは止まることはないだろう。
公開4週目を迎え、興収30億円突破を目前にした映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』は2位につけた。14日からはテレビアニメ版「のだめカンタービレ フィナーレ」の放送が開始予定するなど、まだまだ注目を集めそうだ。3位はピクサーのアニメーション映画『カールじいさんの空飛ぶ家』、4位は映画『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』となった。公開29日目となる1月9日時点での成績は、配給の東映作品の中で史上最速となる興収40億円を突破。この正月興行はこの上位4作品の強さが目立っていたといえるだろう。続く5位は映画『釣りバカ日誌20 ファイナル』、6位が『仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイドMOVIE大戦2010』となった。
先週の10位から7位と着実にランクを上げているのは、映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。1月27日にソフト発売を控える中でのこの成績は、劇場の大音響、大スクリーンで鑑賞すべき作品であるという何よりの証拠か。前週よりも拡大公開となっており、累計興収は50億円に迫る勢いだ。8位は同じソニーピクチャーズ配給のパニック映画『2012』がワンランクダウンとなったが、公開8週目にしてまだまだ注目を集めている。
今週のベスト10作品の中で、唯一の初登場となったのが、「週刊ヤングマガジン」に連載中の人気コミックを映画化した映画『彼岸島』だ。映画『火山高』のキム・テギュン監督が、石黒英雄、水川あさみという日本人キャストを迎えて作り出すサバイバルアクションだ。そして10位には映画『ウルルの森の物語』がベストテン圏内に踏みとどまっている。
今週末は映画『BANDAGE バンデイジ』『今度は愛妻家』『かいじゅうたちのいるところ』などが公開される予定だ。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)