「世界で最も美しい人」ブラジル人俳優ロドリゴ・サントロ、男性の好みを聞かれ困惑?
ジム・キャリーとユアン・マクレガーが共演する映画『フィリップ、きみを愛してる!』で、ジム演じる主人公・スティーヴン・ラッセルのボーイフレンドの一人を演じたロドリゴ・サントロが、本作で描かれる型破りな愛と人生について語った。その麗しいイケメンぶりで注目されるサントロは、2004年には米ピープル誌の「世界で最も美しい人」にも選ばれた注目のブラジル人俳優。運命の男に「愛してる!」と伝えるためだけに詐欺と脱獄を繰り返す男性を描く本作について、「男性であるとか女性であるとかではなく、人と人との間に生まれたラブストーリーなんだ」と話す。
実在の人物であるスティーヴンは、刑務所で出逢った運命の相手、フィリップ・モリスへの純粋過ぎる愛のために犯罪を犯し、脱獄すること4回。現在も懲役167年の刑で刑務所に収容されている。彼のことは何も知らなかったというサントロだが、「原作を読んだ途端にすごく興味がわいて、絶対に出演したいと思ったんだ」と一瞬にしてこのストーリーに夢中になったと明かした。
劇中ではジム演じるスティーヴンと恋に落ちるが、サントロ自身にはスティーヴンとフィリップのどちらが魅力的かという質問をすると、「ジムが演じるスティーヴンは詐欺師なんだけど、とても頭が良くて話好きなタイプ。ユアンがやったフィリップはもっと繊細で優しい男だよね。どちらに惹(ひ)かれるかって(笑)? 二人とも違うタイプだから、それはどちらとも言えないよ」とずっと前からジムの大ファンだったというサントロもさすがに困惑気味だった。
そして、自身が演じたジミーという人物を、「とてもデリケートな役なんだ。優しくてクリエイティブ。だけど現実的なところもある」と分析したサントロ。男性に恋をするという特殊な設定について、「俳優としての自分の判断はひとまず置いておいて、役を一人の人間としてとらえるようにした。そうしなければ型通りの人物しか演じられなくなるから」とジミーそのものに成り切ったことをうかがわせた。
そんなサントロにジミーを演じるにあたり大変だった点を聞いてみると、「10キロも体重を落としたんだ。その理由は映画を観てもらえばわかるよ」と答えてくれた。ダイエットの成果は、スティーヴンとジミーのデートシーンで存分に披露されており、スリムでほどよく割れた腹筋をスクリーンでバッチリ観ることができる。テキサスの陽光にも負けないほどセクシーに輝くサントロの肉体美は、目の保養になること間違いなしだ。
映画『フィリップ、きみを愛してる!』は3月13日より新宿ピカデリーほかにて全国公開