スーザン・サランドンとマーティン・シーン、ジェラール・コルビオ監督の10年ぶりの新作へ出演
スーザン・サランドン、マーティン・シーン、クリフ・カーティスの3人が、ジェラール・コルビオ監督の10年ぶりの新作映画『ザ・ドリーマーズ』(原題)へ出演すると業界紙プロダクション・ウィークリーが伝えた。
本作は、デンマークを代表する小説家カレン・ブリクセンの「七つのゴシック物語」をもとに、オーソン・ウェルズと彼の長年のパートナーだったオヤ・コダールが共同で執筆した脚本を映画化するものだ。ストーリーは、声を失った女性オペラ歌手が、偽りの名前のもと、誰にも束縛されない冒険を繰り返す夢のような物語だ。本脚本は、映像化されていないウェルズの個人的企画のひとつといわれており、注目を集めている。
映画『仮面の中のアリア』『めざめの時』『カストラート』『王は踊る』と、ベルギーの名匠として監督してきたコルビオ監督だったが、2000年の映画『王は踊る』以降は、2003年にフランスのテレビ映画でメガホンを取っただけで、監督業からは遠ざかっていた。久しぶりのコルビオ監督の劇場長編映画が、オーソン・ウェルズの映画化されていない脚本作品とは、とても期待できそうだ。