シャロン・ストーンとエイドリアン・ブロディ、カルト教団の集団自殺事件を描く映画へ出演
シャロン・ストーン、エイドリアン・ブロディ、カート・ラッセルの3人が、アメリカのカルト教団が起こした悲劇的な事件を描く映画へ出演することが明らかになった。これは、『スティグマータ/聖痕』や『ザ・フォッグ』で知られるイギリス人監督のルパート・ウェインライトが自らの公式サイトで明らかにしたもので、1993年にテキサス州ウェーコで、カルト教団「ブランチ・ダビディアン」の教祖デヴィッド・コレシュと信者たちが51日間に渡って教団施設内に立てこもり、FBIとの激しい銃撃戦ののち、コレシュは信者80人を道連れにして集団自殺した事件を描いていく。
この事件に関しては、すでに1997年にドキュメンタリー映画『ウェーコ:ザ・ルールズ・オブ・エンゲージメント』(原題)が製作されており、同ドキュメンタリー映画はエミー賞を受賞している。ドキュメンタリーでは、信者たちは集団自殺したのではなく、FBIが発射した可燃性の催涙弾に引火して焼死したのではないかと、当時撮影していたマスコミの映像を検証している。FBIは、引火の原因となった実弾は使用していないとコメントしており、放火したのは信者の1人であるという説もある。
ウェインライト監督は、ニューヨークタイムズ紙の記者ジェームズ・ヒバードと共に事件の調査をし、脚本を共同で執筆する。映画は、ナレーションつきの長編映画として製作され、撮影は今秋から開始される予定だ。