江口洋介と蒼井優があま~い初共演!初挑戦のパティシエ役でW主演!
女性たちを魅了し続ける甘いスイーツを提供する街角の洋菓子店を舞台にした映画『洋菓子店コアンドル』が、江口洋介と蒼井優のW主演で映画化されることが発表された。監督は『60歳のラブレター』の深川栄洋が務める。
元パティシエ・十村には、『闇の子供たち』『GOEMON』の熱演も記憶に新しい江口洋介。コアンドルで働くことになる鹿児島から出てきたケーキ屋の娘・なつめに、『フラガール』『百万円と苦虫女』などの若手実力派、蒼井優が務める。二人は初共演で、共にパティシエ役初挑戦。そんな二人がお菓子作りのプロという役に挑む。
撮影に入る前に何度もケーキづくりを体験したという江口は、「オファーをいただいた当初は、正直自分じゃないのでは? と思うほど繊細な印象を受けていました」とパティシエという設定のオファーが信じられなかった様子。しかし、その分研究には熱心だったようで、「試食するため都内の店を何軒も見学したのですが、実においしそうにケーキを食べている人たちが大勢いるのを見て、ちょっと驚きながら、そういうことも幸せの一瞬なのでは? と感じたりもしました。物語の主役とも言える、たくさんの“宝石のようなケーキたち”が、この作品を盛り上げています」とケーキの神髄に触れたことを明かした。
なつめ役の蒼井優は、鹿児島弁とケーキづくりに初挑戦。“初”が重なったことにかなり苦労したようで、「鹿児島弁を練習して、クリームの絞りをやって、絞りがうまくいくようになったら、今度は鹿児島弁を忘れてしまって、また練習して……」と睡眠時間を削って没頭したほどだったという。
映画『60歳のラブレター』を確かな演出力で大ヒットに導いた俊英・深川栄洋は「江口洋介さんは今までテレビドラマでは見せなかった姿を私たちに“魅せて”くれました。蒼井優さんは、同じ時代に映画人として存在できて良かったと思わせてくれる響きを見せていただきました」と二人の主演に感激していることを明かした。
また脇を固めるキャストも豪華個性派ぞろいで、戸田恵子、江口のりこ、加賀まりこ、佐々木すみ江が物語に深みを与える。
撮影はすでに昨年の12月にクランクアップしており、5月以降に映画が完成し、来年正月に公開予定。