豊川悦司、丸刈りで会見に登場!主演作を一言でいえば「サムライブルー」
映画『必死剣 鳥刺し』の完成報告記者会見が5日、東京・有楽町の東京會館で行われ、主演の豊川悦司、池脇千鶴、吉川晃司、戸田菜穂、村上淳、関めぐみ、岸部一徳、主題歌を歌うalan、そして平山秀幸監督が浴衣姿で登場した。
現在、新藤兼人監督の戦争映画に出演している豊川は、丸刈りで会見に登場。先日まで南アフリカで熱戦を繰り広げたサッカー日本代表の奮闘に感化されたのか、本作を「一言でいえばサムライブルー!」とあいさつし、「この作品を通して、日本人に生まれてきて良かったなと思ってもらえば」とコメント。司会者からどんな人に観てほしいかと質問されると、「サッカーファンですね!」と即答し、記者たちを笑わせていた。
作品の出来栄えについては、「本当に良かったです。ここ何年間、日本映画でこういうヤツは観ていなかったな。久々に映画らしい映画ではないでしょうか」と自信のアピール。モントリオール世界映画祭に出品されることに、「歴史ある映画祭に呼んでいただき光栄。この映画を世界のお客様がどう思うのか楽しみ」と期待感をのぞかせた。南アフリカで大活躍したサムライブルーに続き、本作が国際舞台でどんな評価を得るか注目が集まる。
『必死剣 鳥刺し』は、藤沢周平の「隠し剣シリーズ」の一編を豊川主演で映画化した重厚な時代劇。海坂藩士で、剣の達人である兼見三左エ門が、覚悟の上で藩政に悪影響を及ぼす藩主の妾(めかけ)を刺し殺したがゆえ、権力者の陰謀にさらされる姿を描く。
映画『必死剣 鳥刺し』は7月10日より全国公開