オバマ大統領の幼少期を描く映画、インドネシアでプレミア公開
アメリカのバラク・オバマ大統領が幼少期を過ごしたインドネシアのジャカルタで、オバマ大統領の子ども時代を描く映画がプレミア公開された。
この映画は、オバマ大統領のフィクション伝記「オバマ:ザ・メンテン・キッド(メンテンの子、オバマ)」を元に作られたもので、大統領がジャカルタのメンテンに暮らした1967年から71年までの4年間を綴ったもの。オバマ大統領はキリスト教徒だが、本の中にはイスラム教徒の同級生らとともにコーランを暗誦する場面もある。ただしこのシーンは、映画の中では「政治的意図が含まれてしまう」として含まれていない。映画のプロデューサーはBBCのインタビューで、この作品は希望のメッセージを伝えるもので宗教的メッセージは意図していないとコメント。「子どもたちの視点から映画を作りたかった。政治的要素や宗教的要素は排除している」と語っている。
映画は100万ドル(約8800万円)という低予算で作られ、キャストは無名のインドネシア人俳優、撮影はジャワ島西部行われた。オバマ大統領は11月にインドネシアを訪問する予定だが、それまでに本作を見る機会もあるかもしれない。