森三中・黒沢&椿鬼奴、孤独死だけは避けたい!?リアルで切実な実情を暴露!!
女芸人トリオ、森三中の黒沢かずこが本人役で映画初主演を果たした『クロサワ映画』で主演の黒沢、共演者で芸人仲間の椿鬼奴、そして監督の渡辺琢が、女芸人たちが日ごろ繰り広げているガールズトークのリアルで切実な内容を暴露した。
同作は、女芸人・黒沢が人生初の恋に落ちるというラブストーリーで、黒沢以下光浦靖子らすべての登場人物が本人役で出演していることでも話題の一作。黒沢をはじめ女芸人たちの日常をよく知る渡辺監督らが、女芸人という職業ながらも普通の女の子と同じように恋に悩み、挫折を味わい、友情に支えられている彼女たちの姿を映し出すガールズムービーだ。実話に基づくシーンも多く、たとえばダーツバーでの女子飲みのシーンでは、「あんな高いイスには座らない(黒沢)」「あんなおしゃれな場所で飲まない(椿)」と言いながらも会話はリアルそのもので、「撮影の合間、ワイヤレスマイクがそのままになっていて、『孤独死は嫌だよね~』とか、『年取っても皆で住もうね~』とか、『わたしが結婚しても光浦さん、住ましてあげる!』とか、そんなトークが聞こえちゃって(渡辺)」と女芸人のリアルで切実な思いが表れていたとか。
そんな女芸人たちの哀切あふれる素顔に全女性の共感が得られそうなものの、当の本人たちは、「森三中の二人は結婚しましたが、奴さん、オアシズ(光浦、大久保佳代子)さんがいるから楽しいです(黒沢)」と芸人というやりがいのある職業、そして自由気ままなシングルライフを心から満喫しているそうだが、「仮にオアシズさんが急に結婚すると、本気で焦ると思います(椿)」と女性としての本音も飛び出した。会社の同僚や親しい友人が結婚を決めたときの自分だけ取り残されたような感覚に、女芸人でも陥る可能性があることをポツリ。「恋愛をすっ飛ばして子どもだけが欲しい」という椿は、「まだ年齢的に(出産は)大丈夫」と自分に言い聞かせていた。
頻繁に会話に登場するオアシズの二人は、黒沢、椿に多大な影響を与えているようで、「歩く道を開いてくれています(黒沢)」「現場にいると心底安心する(椿)」と一面では人生の先達としてリスペクトしているものの、この直後に恐ろしい女の本性が……。「たぶん、わたしと奴ちゃんはいざとなったら、まだ違う道にも進める。オアシズさんはマジで結婚や恋愛がしたいのに、できないから面白い(黒沢)」「マジメに生きているのに失敗している。あれが本当の女芸人です(椿)」とホメているのかけなしているのか、両方に取れる衝撃発言に、「女子は怖い! 男にはわからないわ」とドン引き状態の渡辺監督。そんな彼女たちの飾らない素顔が垣間見られるのが、『クロサワ映画』だ。女芸人の本性のみならず、女性のさががリアルに描かれる新感覚のガールズムービーを、女性だけでなく男性たちもまじまじと観て女心を学び取った方がいいかも!?
映画『クロサワ映画』は全国順次公開中