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伝説的シンガーソングライター・山崎ハコ「すごい映画が完成しました」と感無量の表情で語る!!

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難役に挑戦しました -デビュー35周年を迎えた山崎ハコ
難役に挑戦しました -デビュー35周年を迎えた山崎ハコ

 2日、渋谷のユーロスペースにて、4時間38分の超長尺映画『ヘヴンズ ストーリー』の初日舞台あいさつが行われ、瀬々敬久監督をはじめ、寉岡萌希長谷川朝晴村上淳菜葉菜菅田俊渡辺真起子栗原堅一本多叶奈(子役)、渡辺芭(子役)、森田晋玄(人形舞台yumehina)、安藤早苗(劇中人形製作・指導)、そして歌手デビュー35周年を迎え、本作で本格的な映画初出演を果たしたシンガーソングライターの山崎ハコが登壇した。

映画『ヘヴンズ ストーリー』場面写真

 全9章、4時間38分からなる壮大なストーリー。20人以上の登場人物が濃密に絡みあいながら物語が進むだけあり、舞台あいさつに駆けつけた人々は総勢13人!! そんな賑わいの中で、ひときわ存在感を示したのは、デビュー35周年を迎えたシンガーソングライターの山崎ハコだ。過去にも映画出演の経験はあるが、本作で本格的映画女優に挑戦。しかも若年性アルツハイマーを患った人形作家という難役だったが、山崎は「自分が何者であるかというのは関係なく、恭子という役に一身になっていけました。すごくいい映画です。ただただ、感じてほしい」と熱い想いを語る。

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 そんな“すごくいい映画”の原動力となったのは瀬々監督の求心力だったようで、寉岡や栗原といったフレッシュな若手俳優から、村上や渡辺など実力派俳優までが口をそろえて「瀬々監督の映画に出演できてうれしい」と語る。舞台あいさつ後に取材に応じてくれた山崎は「役者ではない私を、引っ張ってきてくれた監督には感謝の言葉しかありません。監督の“この指止まれ”に役者さんやスタッフが引き寄せられていって、すごい作品が完成したって感じです」と瀬々の魅力を表現。また現実では経験することがなかった立場の人間を演じることができたことについては「これからの人生において、とても勉強になったし、感じるものが多かった」と役者の魅力を熱く語ってくれた。

 その瀬々監督が「いろいろな人の協力によってこの映画を作ることができ、まだまだ映画の世界にも未来があると実感することができました。この作品を観て、命のつながりを感じてほしい」と力強く来場者にアピールすると会場からは拍手が巻き起こった。

 本作は、家族を殺された少女、妻子を殺された鍵屋の若い男など、総勢20人を超える人たちが複数の殺人事件をきっかけに絡み合っていく、復讐と再生の人間物語。

映画『ヘヴンズ ストーリー』はユーロスペース、銀座シネパトスほか全国公開中

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