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ショーン・コネリー、スペインの不動産汚職に関係?裁判所から召喚

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ショーン・コネリー
ショーン・コネリー - Andrew H. Walker / Getty Images

 ショーン・コネリーと妻のミシェリンが、スペイン南部のリゾート地、コスタ・デル・ソルで不動産汚職事件に関係している疑いが持たれ、スペインの裁判所から、事件について証言するよう召喚命令が出された。

ショーン・コネリー出演映画『リーグ・オブ・レジェンド』場面写真

 1998年、ショーンとミシェリンはコスタ・デル・ソルの町マルベージャに所有していた住宅を売却し、その後、跡地には72件の豪華アパートが建設された。しかしスペイン当局によると、当初この地に建設予定として許可を得ていたのは5軒の住宅のみ。豪華アパートの建設で、5300万ドル(約43億円)の利益が生じたという。スペインの税務署は、ショーンとミシェリンがこの計画を立てた建築会社「バイ・ザ・シー」と関係している可能性があり、さらにスペイン警察は、生じた利益の5300万ドル(約43億円)のうち3700万ドル(約30億円)がイギリスとウルグアイに移された可能性があるという。

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 この事件は、ショーンが主演した007シリーズのなかでも金の密輸を題材にした映画『007/ゴールドフィンガー』にちなみ、「オペレーション・ゴールドフィンガー」と呼ばれている一連の不動産汚職事件の一環として扱われており、マルベージャの前市長とその前妻や、歌手などもかかわっているとしてスペイン当局が捜査を進めているもの。ショーンはスペインのイギリス大使に、この事件に自分の出演映画の名前が使われていることが心配であり、スペインで自分たちがこうした犯罪行為にかかわったと報じられていることは全く知らなかった、と語ったそう。

 マルベージャの裁判所はショーンとミシェリンから証言を聞くため二人を召喚したが、ショーンは自分も妻も年齢と健康の問題があり、さらに現在暮らしているバハマからマルベージャへ急な旅行手続きをする時間がとれないことを理由に、現地の裁判所へは出廷しないとしており、書面で「裁判所に協力したい気持ちはあるが、証言にいけないことをすまなく思っている」といった内容を発表している。この事件に関し、二人はまだ正式に罪を問われているわけではなく、今後、海外の司法機関で取り調べを行う「嘱託尋問」をバハマで行う可能性もあるという。

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